当院に初めて来院された方の中で、病院でどんな検査でどんな診断を受けて治療をされ、どんな薬が処方されているかを色々詳しく鍼灸師の高木に聞かれて、驚かれる方が結構いらっしゃいます。
病院での検査や診断や治療、さらにその病院での診察時の雰囲気、医師の話し方のニュアンスなどが、とても多くの有益な情報を含んでいて、お答え頂いた情報全てが大変役に立つのです。大学での勉強は、東洋医学よりも西洋医学を学ぶ量の方が多かったですし、病院で働いた経験もありますので、病院での診断から治療の流れ、薬の処方がいかになされるのかなど、そこそこ知っていますので、病院で何の目的で何の検査がされ、医師がいかに判断してこの薬を選んだかということが鍼灸師のくせにそれなりに把握出来てしまう訳です。
ご存知の方も多いと思いますが、看護師さんをはじめとする病院で働いている専門職・医療技術者の方々の中でも、病院での診断から治療の流れ、薬の処方がいかになされるのか、医師がどう判断するかを詳しく知っておられる方が、実はとても多く居られます。私、鍼灸師の高木なんかよりも詳しい人、沢山います。
私は鍼灸師であり、医師ではありません。病院での検査の結果や医師の診断などというのは、重要な情報ですが、数ある情報の一部でしかなく、病院で手術が必要という判断があっても、それは「医師だったら手術しか手段をもたない症状」というだけのことで、東洋医学的に診れば別の手法で治療出来るものが沢山あるわけです。
病院で全ての病気に対して、最善の治療がなされていないからこそ、全国に鍼灸院・接骨院・整体・カイロプラクティックなどの各種療法が沢山存在し、存続しているのですから。
病院の治療が最高峰で完璧なら、当院は廃業しているはずです。
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