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福岡市・高木治療院の過敏性腸症候群治療。

福岡市中央区の鍼灸院です。
〒810-0022 福岡市中央区薬院1-6-5
ホワイティ薬院302号

過敏性腸症候群irritable bowel syndrome

大人にも子供にも、多くいらっしゃいます。

 過敏性腸症候群(IBS)病院では「ストレス」が原因などと説明されますが、その治療には、ご存知の通り「ストレスをためないように注意して下さい。」という無茶な忠告と、根本的解決とは無縁の対症療法がなされるのみです。

腸の具合が悪い。

 病院ではこの「ストレス」というものが脳・神経に作用して、腸の働きが阻害されて起こるとして、腸の運動を抑制させる薬を主に用いて症状をごまかすのみ。心療内科で処方される薬についても同様、根本的解決には全くなりません。
 そればかりか、とりあえず症状を緩和するために頼っていた、薬の使用が繰り返される度に、胃腸粘膜への負担は重なり、症状は緩やかに、確実に悪化していく場合もあり、完全に薬に依存していながら、さらに悪化するという大変な状態に陥ります。

 東洋医学・鍼灸治療で可能なのは、「ストレス」というものが患者さんにとってどのような性質のものか(当然人それぞれ感じているストレスも元の体質も違う)を見分け、腸の働きを異常にしてしまっている体質そのものを変え、改善させる事。腸の働きが正しく行われる体質に変えていく事。そして、病院には無い概念である、”胃や腸の正しい神経の伝達を根本的に回復させる”事。

 完全に治癒するまでは治療回数を多く必要としますが、多くの場合、治療を継続するごとに、改善傾向(腹部の不快感の改善・排便回数の減少)が出てきます。病院での治療(薬)と平行しても出来ますが、まずは薬を飲む量を減らすところから始めないと、いつまで経っても治癒しませんので、鍼灸治療をお勧めします。


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高木治療院 過敏性腸症候群治療 症例


 ここに記す症例が、本症状の全てには決して当てはまらないということを十分ご理解下さい。病名・診断名というのは、患者さんの症状を病院の都合でとても大雑把に分別しただけのものであり、本当に患者さんの病気を治すためには、その方に合う治療が個々にあります。

症例・1

Kさん 40歳 男性 営業職 身長160cm位 やせ型

 病院で診断されたのがおよそ5年前。元々お腹をこわしやすい体質であったが、仕事のストレスが強くなるにしたがってか、とにかくトイレに行く回数が多くなり、散々トイレに行っても便意が強く起こり、腸を振り絞るように粘液状のものが出るようになり、病院へ。
 病院ではストレスによる過敏性腸炎と言われ、薬を処方され、現在も服用しながら生活している。

 脈診その他所見を考察し、東洋医学的に判断すると、消化器全般とくに胃腸の働きそのものが弱ってしまい、さらに投薬そのものが胃腸への負担になっている状態であった。右背中のある部分、左腰やや下の方に、腸の異常特有の反応が明らかにあり、胃腸の状態を反映した、筋肉痛ではない背・腰の痛みがある。(上記の東洋医学的検査により確認可能な反応は、病院の検査では該当する概念が全くないので当然見逃されてしまう。)

 薬は単なる対症療法のものでしかなく根本的に悪化する一方で、現在までの治療では回復するはずがないことを説明、毎日必ず飲むように指導されていた薬について、飲む量を自主的に段階的に減らしてもらうようにKさんにお話した。だがKさんは薬を減らす事で症状が悪化するのではないかという恐怖感で、薬を減らす事については消極的であった。

 実際、過敏性腸症候群のような症状を根本的に治す段階で、胃腸に強い負担を強いる対症療法薬を減らすのは大事であると臨床経験上わかってきた。薬への依存心が強すぎる人の治療は上手くいかない場合が多々ある。

 治療は、ささないはりとお灸によるもので、胃腸の自然治癒力の妨げになっている反応を消失させるためのもの。治療中より背・腰の反応が弱くなり、Kさん自身もお腹が明らかに軽く温かく感じるとのこと。治療による回復は可能であると判断出来たので、週に1回の通院をお願いし、治療を継続することになった。

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 治療3回目、トイレに行く回数が若干だが減り、少しづつ治ってきているという実感が出てきたようだ。薬をちょっとづつ減らしていくことにも賛成してくれた。

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 治療5回目、薬を飲んでも飲まなくても症状にあまり変化が無い状態になったので、服用をやめたとの事。症状が落ち着いてきたので、治療間隔を空けて月に1〜2回のペースで来院することにされた。


 ここに記す症例が、本症状の全てには決して当てはまらないということを十分ご理解下さい。病名・診断名というのは、患者さんの症状を病院の都合でとても大雑把に分別しただけのものであり、本当に患者さんの病気を治すためには、その方に合う治療が個々にあります。


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