本文へスキップ

鍼灸師高木の血圧の説明その5のページ。

福岡市中央区の鍼灸院です。
〒810-0022 福岡市中央区薬院1-6-5
ホワイティ薬院302号

高木治療院 血圧のお話blood pressure .

高血圧って、とても恐ろしい。


血管破壊
夜間高血圧

 夜間は通常、血圧が低く落ち着いている時間なのですが、夜間になると血圧が上がってしまうタイプの高血圧も存在します。自律神経の障害であったり、睡眠時無呼吸症候群がある場合などですね。


基本的に高血圧は無症状

 高血圧が、何か自覚症状を感じさせるという事は、基本的にありますせん。もちろん、既に重症化した高血圧であれば、血管破壊による合併症として症状を出す場合もありますが、血圧が高いという状態を知覚することは無い、という意味です。

 血圧測定

 息を止めたり、力んだりすれば血圧は上がりますが、どれほど血圧上昇したのかを知覚することは出来ず、血圧計でもって測定しないと分かりません。
 この事から、検診で高血圧と指摘されたにもかかわらず「別に痛くも痒くもないから自分は平気」などと、高血圧を放置してしまう人が少なからず存在しますが、これは大変に危険な事です。血圧が高いと、血液の圧力による血管の物理的破壊が進む、つまり血管の老化スピードが加速します。

診察 

 となりますと、既にご説明しました通りでありまして、脳卒中や心筋梗塞その他重篤な疾患の発症確率を大幅に引き上げる事になります。発症確率などと書いてしまうと、運の良し悪しなどで受け取られてしまう恐れがありますので追記しますが、サイコロの当り目が減るという話ではなく、血管の老化というはダイレクトに健康寿命が削られる事と繋がります。血管の老化はそのまま死へと繋がります。


血管のダメージは修復可能?

 血管が傷つけば、血管は破れやすくなったり、詰まりやすくなります。これらが脳で起これは脳卒中、心臓で起これば心筋梗塞、命の危険に直結する状態を招きやすいということですね。

 高血圧が長く放置されれば、血液からの圧力による血管壁への物理的破壊は着実に進みます。高血圧でなくとも血管は圧力の負荷を受けてダメージを少し受けますが、ある程度の血管の傷は体が自力で修復することが出来ます。ですが、高血圧であれば破壊力が強く、修復が追い付かない状況になります。高血圧が放置されれば血管が短期間で確実に老化していく中、その自覚症状が出てきません。

手遅れかも 

 糖尿病の高血糖で起きる、血管壁の糖化による血管破壊の修復は、残念ですが諦めて下さい。高血糖で高血圧となれば、もう最悪、悲劇的ですね。「血糖値も血圧もちょっと高めなんだよね~。」で危機感ある人は少数派ですね。とっても深刻な事なのに・・。
 一見元気そうだった方が突然、脳卒中や心筋梗塞で命を失ったり、運よく一命をとりとめたとしても重度後遺障害の残る状態になってしまった、こんな話は珍しくありませんよね。自称健康自慢の隠れ高血圧、けっこうありますからね。

 「どこも悪くないから病院なんて何年も行った事が無い!」などと豪語しているような人が危ないのです。「働き盛りの突然死」の裏には、高血圧や高血糖が潜んでいたりして・・。

その6へ

血圧のお話その4に戻る

戻る

このページの筆者紹介

鍼灸師 高木 秀樹
鍼灸専門・高木治療院にて、はり・きゅうを用いた治療を行っております。
高血圧について詳しくなりましょう。




このページの先頭へ

福岡市の鍼灸院
Takagi Acupuncture Study
鍼灸専門 高木治療院

〒810-0022
福岡市中央区薬院1-6-5
ホワイティ薬院302号