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血圧について、その3

〒810-0022 福岡市中央区薬院1-6-5
ホワイティ薬院302号

高木治療院 血圧その3clinical discourse.

動脈硬化が恐ろしい。

血管破壊

 動脈硬化と高血圧、互いに関係が深く、そしてとても恐ろしい組み合わせです。動脈硬化は高血圧を招きますし、高血圧が動脈硬化を招きます。動脈硬化を起こした血管は、老化現象を起こした血管でありますが、動脈硬化の進行つまり血管老化の進行は、単に加齢によるもののみならず、糖尿病などによっても急激に加速されるものです。

 高血圧の状態は、血管壁に常に強い圧がかかってしまうので、その圧による物理的血管壁破壊が起こり易いのです。

高血圧による血管壁の破壊

脳梗塞

 高血圧により、血管壁への負荷が高まった状態になれば、当然血管は大きな負担を常時受けることとなり、損傷しやすくなります。血管が損傷し、硬くなってしまえば血流も悪くなり、最悪の場合、血管が破れたり詰まったりという状況を招きます。

 例えば脳の血管が詰まれば、脳梗塞が起こりますし、脳の血管が破ければ、脳溢血そして脳梗塞が起こります。軽度の脳血管破壊で認知症の原因にもなります。生命に直接強い影響のある変化を招いてしまう訳です。心臓の血管が詰まれば、かの有名な致命的疾患、心筋梗塞を発症してしまうのです。

血液

 「高血圧を放置するのが、いかに危険であるか」ご理解頂けるかと思います。ちなみに、血管の老化は不可逆的変化、残念ながら血管の若返りなどというものは、ほとんどあり得ません。糖尿病による血管の破壊は、修復不能とお考え下さい。

 また、別の病気の治療薬の服用による、その副作用としての高血圧も多く存在します。体に痛みがあったり、凝りのような不快感がある場合、不安を長期に抱えている状態でも、血圧を上昇させてしまう要因となります。普段からトータルで健康に気を付ける事が、いかに大事であるかを再確認させられる思いを、拙文章でお届け出来ましたら幸いであります。

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