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血圧について、その9

〒810-0022 福岡市中央区薬院1-6-5
ホワイティ薬院302号

高木治療院 血圧その9clinical discourse.

お酒と高血圧の深イイ話。

よっぱらい

飲酒と高血圧の関係は微妙。

 大酒飲みは高血圧になりますが、毎日少量のお酒を飲むのは血圧にあまり悪影響を及ぼしませんし、むしろ脳梗塞や心筋梗塞の発症リスクを下げる働きまであったりします。飲酒量と血圧上昇の具体的な数値として、まず1日あたりのアルコール摂取量が60ml(ビールだと大瓶2本)であれば、収縮期血圧がプラス10、拡張期血圧がプラス5と、しっかり底上げされてしまいます。

ヒレ酒

 厚生労働省による「節度ある適度な飲酒」は、1日あたりのアルコール摂取量を20ml程度(缶ビール350mlを1本ほど)に抑えておく事を推奨していますが、この飲酒量による血圧上昇は、収縮期血圧がプラス1、拡張期血圧がプラス0.5程度と、微々たるものになります。

げこ

 まあ、飲酒習慣が無いのが健康にとって最も理想的であるので、お酒が好きではない人は飲まないのが一番良いです。少量のアルコール摂取でも、飲酒による脳細胞破壊は加速しますので、少量たしなむよりも、全く飲まないのが健康にとって断然良いです。


二次性高血圧

病院で

 高血圧の原因となる病気がはっきりしているものは「二次性高血圧」と呼ばれます。この場合は原因の病気を治療し、それが回復していけば血圧は正常値に向けて下がってくれます。腎臓の病気であったり、内分泌系疾患であるクッシング症候群やバセドウ氏病、甲状腺機能低下症などによる高血圧があります。


加齢による高血圧
酒楽しみ方

 年齢を重ねていくほど、血圧は上がってしまうものですが、これは高齢であるほど単純に動脈硬化が進行するからという理由です。血管の柔軟性が乏しくなり、血管の内腔も狭くなってきてしまいますからね。身体全体が、どうしても機能低下してしまうので、幾分仕方ない事ではあるというものの、若い頃の生活習慣の結果として、老化進行度合いは変わるものであります。

あるちゅう

 加齢による血圧上昇は不可避ですので、血圧に対して更なる注意をする必要があると言えます。若い頃よりも血管は詰まりやすく、破れやすいので、血圧が上がってしまうような行為を極力避けるようにしなくてはなりません。などと言いつつもまあ、長寿を目指す事への是非もあるので、それぞれ個人の自由意志でもって決めれば良い話ですね。アル中になって酔っぱらったまま天国を目指すというのもまた一興なのか?。
高齢現役

 私事ですが、これを書いている鍼灸師の高木は、生涯現役を目指していますので、健康長寿をひたすら追求していきたいと日々過ごしています。70代とか80代でも研究に没頭したりクリエイティブな活動に取り組み続けている人生って、純粋に素晴らしいし、憧れるし、自らもまさにそうありたいと考えているので、そのための今も現役であり、このまま出来る限り長い時間、時代に取り残されることなく、この現役状態で突っ走りたいですね。

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