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手術を勧められた際の注意点。

福岡市中央区の鍼灸院です。
〒810-0022 福岡市中央区薬院1-6-5
ホワイティ薬院302号

手術を決断する前にbefore decining an operation.

「手術が必要です、入院の予約をしてください。」と言われたら・・


 「手術が必要です、入院してください。」

もし、あなたがこのように言われたら、どうしますか?

もし、あなたが先程そう言われて、このページを開いたという事であれば、どうぞ冷静になるよう心がけてみてください。

いきなりこんなこと言われると、お医者さまがそう言うのだから「はい、わかりました」と言ってしまいそうになるかもしれません。

でも冷静になって考えなくてはならないことがありますね。

なぜ今なのか?今じゃないといけない理由は?

まあ、今すぐ入院あるいは手術しないと大変なことになるから、という事と想像するのが普通かもしれませんが・・・

病院が、入院や手術を勧める理由は主に下記のうちどれかだと思われます。

1 進行性の病気で、早急に処置を講じなければ、患者さんの生命に取り返しのつかない状況、がおこる恐れがある場合。

2 病院の経営上、早急に手術する患者数を増やさなければ、その病院が経営上取り返しのつかない状況になる場合、いわば金儲けに利用されそうな状態。

3 医師が手術経験を増やしたがっている場合、いわば医者のスキルアップに利用されそうな状態。

1であれば、それは正しいことですし、大事なことです。

2の場合で特に多いのが、高齢者の膝の手術や白内障手術なのだそうですよ。一回の手術で相当な利益が出るらしいですからね。金儲け手術無しには経営が成り立たない病院があるんです。

3の場合もけっこうあるようですよ、出世のためなら、なんとやらで。


手術すれば良くなると断言しないのに、丁寧に手術の内容を記したキレイなパンフレットなどが用意されている時はどうぞお気をつけてください。

頚椎症・ヘルニア・膝関節症では特に、手術で治る可能性が相当に低いのに手術を勧めたがる傾向にあります。

するべきでない手術を受けてしまったが為に不幸になってしまった人があまりにも多すぎます。

1なのか、2や3なのか、見分けるのは難しいかもしれません。

だから、これが重要なのです。

1.その手術が必要な理由の充分な説明を求める事。理解不充分であっても、決して「知ったかぶり」をしない。

2.セカンドオピニオン、サードオピニオンを聞く事。

3.患者さん達の生の声を聞く事。


1.説明を求めると「患者は黙って言う事を聞け!」みたいにキレやすい、非常識な医者であればただちに病院を変えましょう。詳細な説明を聞くのは患者の権利ですし、説明をするのは医師の義務です。あいまいな説明に終始する場合は、病院が治す自信の無い時です。

例えば「教授が言っているのだから大丈夫」、「執刀医の先生はアメリカで勉強したんだ」などの何の根拠にもならない説明ばかりの場合はアウトですね。

2.別の病院で、検査・診断を受けてみましょう。納得がいかない場合は、大変ですが3件は廻ってみてそれぞれの病院での見解、手術が必要な理由・手術による危険の有無・手術による回復の見込みなどをしっかり聞いてみると良いでしょう。一昔前よりも、良心的な病院が増えてきたと感じますので、おかしな説明が3件の病院で共通する確立は、ぐっと下がったと一応は思います。

3.さらに、受診してみた病院の評判についても調べなくてはいけません。実際に手術を受けたことのある人に話を聞くのがいいですね。ネットの掲示板の情報は偏りが大きいですし、書き込むのは手術が上手くいかなかった人ばかりです。手術が上手くいった人は、わざわざ書き込みしませんから。あと自作自演の書き込みも多く含まれています。

 「あそこの先生は名医だから」なんて言葉に惑わされずに。本当に名医でも、手術が上手だから名医なのかもしれないし、患者さん受けがいい、やさしい先生だから名医と呼ばれているからかも、○○大学の教授だからという肩書きだけかもしれません。欲しい薬をすぐ出してくれるから名医なのかも。

今の時代、自分の身体は自分で守らなくてはいけません。


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