身体を動かす機会の少ない方の多くが、全身や腰、背中などの
だるさ、痛み、不快感を抱えて苦しんでいるようですが、これは本来筋肉を動かすことにより活発になる血液の循環が、運動不足により充分でなくなる事や、その他色々な理由から起こります。自覚症状が無い胃腸の弱りが倦怠感の主な原因になることもあり、この場合は食欲が普通にありますが、食後に倦怠感が強くなるなどの症状が出てきます。刺さない鍼や、暖かい灸などを用いて、倦怠感の原因になってしまっている状況を変え、苦痛を取り除きます。
運動不足が倦怠感の主原因になっている人の場合にも鍼灸は効果的です。の運動不足の人に「運動するようにしてください」と言っても、運動しませんからね。鍼灸による効果で、運動したくなるような身体の軽さを与えると、活動量が自然と増えますので、全身倦怠感がそれにともない解消されていくケースも多くあります。
うつ病による全身倦怠感、行動意欲低下にも鍼灸はとても有効です。
このページの筆者紹介
鍼灸師 高木 秀樹
鍼灸専門・高木治療院にて、はり・きゅうを用いた治療を行っております。
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