「病院で検査してもらったのですが、特に異常が無いので治療手段は無いって言われてしまいました・・。」
当院を訪れる患者さんの多くが、過去にいくつもの病院を渡り歩き、同じような事を言われてた経験を持って来られます。現在の病院は科学的根拠に基づいた検査こそが全て。患者さんの訴えよりも検査の結果こそが命。検査で異常が見つからなければ患者さんの訴えをウソ、あるいはヒステリー患者・仮病患者として心療内科に放り込み、自律神経の問題と断定して、精神安定剤を飲ませ黙らせようとします。
「苦痛があるから病院に来たのに、医者に「どこも悪い所ないですよ！」なんて笑顔で言われた時には、もう全てに見放された気持ちになりましたよ。ガンとか怖い病気では無さそうだということには安心しましたけど、私の本心としては、何か異常が見つかってくれた方が嬉しかったのに・・」
病院の検査で異常が見つかれば、具体的な治療があるはず。そして具体的な治療法があれば、治る希望があるはず。ということですね。でもそれは、お考えが狭いといわざるを得ない。
病院の検査で異常が見つからなければ、具体的な治療法が無い、そして治る希望も無くなってしまうのではないかと・・・。いえいえ、病院だけが全てではないと思いますよ。病院こそが治療の全てであると言うならば、鍼灸院は全て潰れているはずなのですが、今も沢山ありますでしょ？
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