うつ病についての、この文章を書き上げるのにおよそ半年かかりました。そして出来上がってしばらくは、実際に書き上げた内容の半分ほどしか掲載する勇気が自分の中にありませんでした。
高木治療院の院長でこのホームページの製作者である私、高木自身が２４歳の時に「うつ病」になった時の話を中心にして書き進めていたのですが、当時の自分が「うつ病」で苦しんでいた状況・心中を思い起こして文章にすること自体が、想像を絶するほどに精神的に耐え難い苦痛であったからです。
今回、実際に当時の自分の様子を文章化してみて初めて知ったのですが、文章を書き進めるほどに、当時の説明の付かない感覚・苦しみまでが克明に思い出され、本当に「うつ病」が再発してきそうな苦しみ・恐怖感が自分を襲い、この恐怖感に襲われる度に作業を中断せざるを得ない状況を経験しました。書き上げるのに半年もの期間を要したのは、当時を思い出す度に自分を襲う「うつ病再発の恐怖」に
足を引っ張られたからです。
幸い、自分自身が治療家であり、現在では自分の「
うつ病」に対する対処の方法も自分で把握していますので、再発する数段手前で対処して防いでいます。
うつ病はなかなか周囲の人に理解されないことが度々あります。うつ病になった事の無い人には、理解出来ないかもしれない。でも理解出来ない方、つまり「うつ病」を体験せずに人生を完了する方が、人間として幸せかもしれないとも思うことがあります。
うつ病を本当に知る方の中で、上記が理解出来ないという人もいるでしょうが、別に私は無理に理解されたいなど全く思いませんし、気にもしません。
もしお暇と興味がありましたら、お読み下さい。
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