残念ながら、風邪薬で風邪が治るなどと本気で信じてしまっている方が大勢います。そして、資本主義社会の日本では、風邪薬で風邪が治るとだまされている人が大勢いるのが好都合なようで、この残念な風潮はまだまだ続くと思われます。
特に秋から冬にかけては、テレビのコマーシャルをはじめ、店頭のポスターなど、風邪薬の宣伝が特に多くなり、その宣伝文句がお見事、あたかも風邪薬を飲むことで風邪が治るという印象を与えつつ、風邪薬で風邪が治るなんていう事は無いという事実に反しないように作られていることに、どれだけの人が気づいているのかと日々思います。
高木治療院でも、多くの患者さんに、「風邪薬は風邪の症状をごまかすだけのもので、使って風邪の治りが早くなるなんてことは無いのですよ。」という説明をさせて頂いていますが、今後も同量のペースで言い続けていかなければならない事になるでしょう。
製薬会社のドル箱部門、風邪薬産業。風邪薬で風邪が治るなんていう事は無いという事実をいかに隠し続けるか、国民をいかにだまし続けるかが会社組織の利益に直結するわけです。製薬会社のみならず、薬の大口顧客の病院、多額のスポンサー料を提供してもらう見返りに誤解を招くCMや番組を制作しつづけるテレビ局、三位一体の政府公認詐欺がいつまで暗黙の了解的に続くのか、興味津々です。ギインへのケンキンが健在なうちは安泰ですかね。
「この○○でガンが治る」などとウソの宣伝をして警察につかまる人は後を絶たないのに、「○○で風邪が治る」とウソの宣伝しているに等しい各製薬会社や全国の病院は政府公認の野放し状態。
もちろん医者は知ってますよ、風邪薬で風邪が治るなんていう事は無いという事実に加え、抗生物質も風邪のウィルスと一切無関係であることも、抗生物質を飲んでも風邪薬を飲んでも、風邪をひきおこすウィルスを排除することには全くならないということも。医学的常識ですから。
にもかかわらず、「この薬を飲めば何日かで治りますよ。」と、あたかも風邪薬の服用こそが風邪の治療であるような説明をする医者も多くいます。まあ病院だって患者の健康より売り上げが大事ってことかもしれませんね。私は同意できませんけど。
風邪をひいたら、そして一日も早く治したかったら、休息することが大事。それが風邪を根本的に治す本当の手段だからです。メディアに洗脳されて間違った対処をしないようにご注意を。
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