福岡市中央区の鍼灸院です。
〒810-0022 福岡市中央区薬院1-6-5
ホワイティ薬院302号
マクロ栄養素についての知識無しには、始まらない。
まず、あなたが何を口に運んで、どれくらいのカロリー、つまり栄養を身体に運び入れているのか、それを正しく把握する上で、絶対に必要な知識、それが「マクロ栄養素についての知識」です。
「水を飲んでも太る。」といった、お恥ずかしい発言をしてしまう人をはじめ、
多くの人がイマイチ理解していない、この基礎知識。しっかり解説します。
マクロ栄養素は、三大栄養素とも呼ばれます。つまり、大きく分けて3種類の栄養素、炭水化物、蛋白質、脂質の3種類のことです。
食べ物のカロリーを計算する際は、このマクロ栄養素の量を計算するのです。
それでは、ここで問題。以下の食物100gのカロリーを求めよ。
上記の食物のカロリーは、317.2kcal(キロカロリー)です。
それぞれ、マクロ栄養素の量を合計すると、カロリーが分かります。
計算方法は至ってカンタン、単なる足し算です。
そして、栄養学を使い込んでいる方であれば、上記の成分表から、この食物が何であるのか、大体想像が付いてしまいます。おそらく、乾燥した穀物であろう、と。
それでは、それぞれマクロ栄養素について、説明します。
炭水化物は、糖質のことで、食物繊維も含まれます。カーボと呼ばれることもあります。身近な食材としては、砂糖。これは99%炭水化物で出来ていますので、ほとんど炭水化物のカタマリですね。和食の主食としてお馴染みの”ごはん”、炊いた精白米(水稲めし)は、およそ6割が水分で、4割弱が炭水化物、あとは少量のたんぱく質その他で構成されています。
炭水化物には、1g(グラム)あたり、4kcal(キロカロリー)あります。
炭水化物1gあたり4kcal ダイエットに必要な知識です。
ホカホカに炊きあがった「ご飯」150gと、砂糖60g、どちらも
炭水化物の量としては、ほぼ同じと言えます。吸収されるスピードは変わりますが、どちらも糖質ですし、糖分ですし、炭水化物です。
炭水化物にも種類があり、その知識もダイエットに重要なものとなりますので、
後のページで解説していきます。
炭水化物についてのより詳しいお話や、曖昧な知識に付け込んだ悪質ダイエット商法の典型例と、そのカラクリ&種明かしについては別の章で書いていきます。
たんぱく質。プロテインと呼ばれることもあります。肉や魚に多く含まれる動物性たんぱく質と、豆腐や納豆などに多く含まれている植物性たんぱく質があります。ここでは同じものとして扱いますが、別の章にて動物性のものと植物性のもの違いなどについて、詳しく説明をしていきたいと思います。
たんぱく質は、1g(グラム)あたり、4kcal(キロカロリー)あります。
たんぱく質1gあたり4kcal ダイエットに必要な知識です。
スポーツをする人、筋肉を増やすべくトレーニングしている人が飲んでいる
「プロテイン粉末」「プロテインドリンク」、あれはタンパク質が多く含まれた
食品です。ドーピングのステロイドとは全くの別物です。
たんぱく質についてのより詳しいお話や、悪質ダイエット商法に使われがちなトリックと、その種明かしについては別の章で書いていきます。
脂質、ファットと呼ばれることもあります。常温で液体の油(あぶら)と、固体の脂(あぶら)、両方含めて脂質です。肉の脂身も脂質が主成分ですし、料理に使うなたね油やらオリーブオイルも、主成分は脂質です。ローファット牛乳とは低脂肪乳、脂質が少ない牛乳という意味ですね。
脂質は、1g(グラム)あたり、9kcal(キロカロリー)あります。
脂質1gあたり9kcal ダイエットに必要な知識です。
脂質にも種類が色々とあり、その知識も重要になってきますので、別章にて説明
します。オメガ3脂肪酸とか、中鎖脂肪酸といった類についてです。
脂質についてのより詳しいお話や、表現を歪曲してヘルシーさを偽装する、ありがちな手口とその正体については、別の章でしっかり書いていきます。
このページのまとめ |
マクロ栄養素とは、炭水化物、たんぱく質、脂質の3つのこと。 それぞれのカロリーは1gあたり炭水化物が4kcal、たんぱく質が4kcal、脂質が9kcal。 食物のカロリーは、このマクロ栄養素のカロリー値の合計で表される。 |
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