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鍼灸師高木の血圧の説明その1のページ。

福岡市中央区の鍼灸院です。
〒810-0022 福岡市中央区薬院1-6-5
ホワイティ薬院302号

高木治療院 血圧のお話blood pressure .

そもそも血圧とは何かと言えば、それは「血液が血管に与えている圧力」のことです。


 体中至る所に血管は張り巡らされ、血液は栄養や酸素などを全身に運びつつ、二酸化炭素や老廃物を運び出す役割を果たしています。
 血液を体中に巡らせる原動力は、皆さまご存知の通り、心臓ですね。心臓が24時間休みなく働いているからこそ、血液は全身を巡り続け、栄養や酸素を体中の細胞に届け、二酸化炭素や老廃物などを運び出している訳です。

心臓 

 心臓が動いているというのは、心臓が収縮と弛緩を繰り返している状態ですね。心臓がギュっと縮むことにより、肺から送られてきた酸素を多く含む血液が、動脈血として大動脈を通って全身に送り出され、栄養や酸素を受け渡し、老廃物や二酸化炭素を受け取って、静脈血として心臓に送り返され、その静脈血は肺に送られます。肺で血液は二酸化炭素と酸素を交換し、心臓へとまた送り返され、酸素を多く含む血液が、動脈血として再び大動脈を通って全身に送り出されるます。

肺 

つまり心臓というのは、血液を送り出すポンプの役割を担っているということですね。心臓が収縮することで、血液がその圧力でもって押し出されるのですから、血管の内側の壁は、その圧力を受ける事になります。この圧力こそ、血液による血管壁への圧力=血圧ということです。

一般的に血圧計で測定されるのは、腕の肩から肘までの間の部分である、上腕部の血管「上腕動脈」の圧力です。心臓から離れていても、圧力は全身にしっかり及んでいるからこそ、淀みなく血液は体中を巡ることが出来るのです。

血圧測定 

血圧の測定値

血圧測定で、上の血圧が○○、下が○○という値になりますよね。これは、血圧の2つの値を表しているという事です。
まず、「上の血圧」というのは、心臓が収縮して血液がその圧を受けて強く押し出された時の血圧で、「収縮期血圧」「最高血圧」と呼ばれるものです。そしてもうひとつ目の「下の血圧」ですが、これは体中から戻ってきた静脈血が心臓に戻り、心臓が静脈血を受けて膨らんだ時の血圧で、「拡張期血圧」「最低血圧」と呼ばれます。心臓の収縮が起きた時は、最も血管に圧力が加わり、逆に心臓が弛緩して膨らんだ時は、血液による血管の圧力は最もソフトになる事は、想像に容易いと思います。

 健康診断などで血圧を測ると「上の血圧は何ミリ、下の血圧は何ミリ」のように、血圧は上と下の2つがセットで示されます。
血圧は、血管の太さや状態に応じて異なるため、毎回違う場所で測定すると、血圧の推移を正しく読み取れませんので、例えば「血圧計のカフを巻くのはいつも左上腕」など、同じ場所で測定するようにします。

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このページの筆者紹介

鍼灸師 高木 秀樹
鍼灸専門・高木治療院にて、はり・きゅうを用いた治療を行っております。
血圧について詳しくなりましょう。




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