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福岡市中央区薬院、鍼灸専門・高木治療院のホームページです。

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ホワイティ薬院302号

こどものはり・小児鍼

感情は言葉に変換した瞬間からその精度が落ちる。


 お子様にハリだなんて大変な事のように思われると思いますが、私のする鍼は大人も子供も刺さない鍼。全然痛くない訳ですから、痛みによる治療の弊害はありません。なるべく薬を飲ませたり痛い注射をさせたくないからこそ、鍼灸治療をお勧めします。

 カゼ、発熱、鼻炎、皮膚炎、夜泣き、奇声を発する、自虐行為等々。1回5〜10分程の治療時間で済みますが、子供は生命力がとても強いのでよく効きます。使用する鍼は米山式という、小児に使う10円玉位の大きさのイチョウ形の鍼。

米山式イチョウ型小児鍼 

 上記の鍼でもって服の上からさするような治療です。なのでお母さんにだっこしてもらった状態のまま、会話しながら行う事がほとんどですね。とにかくよく効くというのが小児鍼。症状や重症度にもよりますが、2〜3回目の治療で色々な症状の改善が見れます。

 子供達は、どうしても大人のようなボキャブラリーの豊富さがまだ育っていないので、母親に「痛いの?」と聞かれても、うなづくか首を横に振るしか出来ません。(乳児であれば会話などまだまだ出来ない状態なので、泣くしかありません。)

 「どうしたの?痛いの?」と子供に詰め寄っても、それは子供を妥協に追い詰める事につながりかねません。ここで親が感情的になって、「はっきりしなさい!」などといらだちを親が見せてしまえば、子供は即座に状況を悟り、唯一の理解者だと思っていた存在から見放され、精神的に孤立してしまうでしょう。

 倦怠感や脱力感、部分的に熱っぽかったり息苦しかったり、様々な苦痛が実際にあってもどう表現していいのか解らないので、おおよそ妥協してしまうのですが、どうしてもガマン出来ない何かを伝えたい時は、号泣あるいは奇声をあげて親にアピールするしかありません。その場のなんとなく不快な状況を不満の理由に挙げるかもしれません。

 「はっきりしなさい!」と頭ごなしに怒鳴るのは虐待です。はっきり表現したくてもすることが出来ない気持ちを考えてあげれば、そんな発言にはつながらないはず。

 当然、泣いてしまう理由は色々で、原因は一つではなく複数が重なっている場合も多いでしょう。

 子供の身体の調子は大人以上に家庭環境をよく反映するようで、治療の為には家庭の問題を解決する必要性がある事も少なくないです。しかも、本当に些細なことにしか思えないような事が重要だったりもします。

 福岡では馴染みがまだ少ないようですが、私が修行した大阪では、こどもの夜泣きやカゼ、アトピー、喘息は鍼灸院に連れていくという家庭が珍しくありませんでした。 なるべく子供に薬を飲ませたくないという方の中から徐々にではありますが、小児のハリ治療が見直されてきています。

 使用するはり、といっても子供に鍼を刺すなんて事はしません。なでる、さするという感じです。治療をイヤがる子はいません、今のところ。子供の回復力には毎回私自身も親御さんも驚かされるほどによく効きます。
 
 治療時間は5〜10分程度なので、お忙しくても気軽に(完全予約制で時間指定なので逆に難しい場合もありますね)治療を受けさせてあげられると思います。時間予約なので寒いベンチで長く待たされることも、他の子からカゼを伝染される心配もありません。

 高木治療院が、役に立つかもしれません。


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