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福岡市中央区薬院、鍼灸専門・高木治療院のホームページです。

〒810-0022 福岡市中央区薬院1-6-5
ホワイティ薬院302号

頚椎症・頚椎ヘルニアcervical spondylosis

ヘルニアがある、首の骨が変形していると言われていても、多分大丈夫。首・肩から腕などに痛みが走る、辛い症状を大きく和らげます。状態によっては、1回目の治療中から、確かな治療効果を実感できるでしょう。病院で電気治療や牽引治療など何年続けようが、そんな治療では多分永久に治りませんよ。
頚椎症の男性。

当院の治療では、回数を重ねるごとに回復、いづれ症状を完全に消失させる事が出来る可能性が大いにあります。

高木治療院での頚椎症・頚椎ヘルニアについての考え方


 病院で”手術しかない”と言われる頚椎症、頚椎ヘルニアの病状は、神経の通り道となる所に変形してしまった骨や椎間板の髄核が張り出し神経を触り、圧迫刺激となる状態であると、病院で説明があったと思います。
 手術で張り出した骨や髄核を切り出すのです。そうすれば神経が圧迫される事は無くなりますよね。でもこれは、あくまで理論上のお話。手術後かえって痛みが増えた。腕は痛くなくなったけど、肩や首の痛みが出てきた。しびれは取れたけど痛みが残る・・・。こういう意見が多数派です。神経を圧迫している部分は切り取ったはずなのに・・・。

 当院では、これから手術を考えておられる方も、既に手術を受けたにもかかわらず、残念ながら良くならなかったという方も、鍼灸治療により回復が見込めます。
「骨が変形している」「軟骨がつぶれている」「手術しないと治らない」と言われたとしてもそれが本当とは私には思えません。では、当院では頚椎症、頚椎ヘルニアについてどのように考えているのかと
言いますと・・・

 やはり神経が骨などにより圧迫を受けている状態が症状の主な原因となっているかもしれませんし、そうでない場合もあるでしょう。ですが、神経を圧迫するのは骨や椎間板だけでしょうか?
 違います、頚椎同士をつないでいる筋肉やじん帯、頚椎を外側から圧迫、固定している筋肉やその他組織、これらも直接的、間接的に神経を圧迫する要因となり得ます。残念ながら病院ではこういった考え方をした上での治療が出来ないのです。

 なので、例えMRIでヘルニアが神経を圧迫している画像が明らかに出ていても、骨の変形でそれが神経を圧迫しているとしても、それ以外の部分に適切な治療を行なう事が出来れば、手術なしに症状を改善する事が多くの場合可能です。実際鍼灸治療は多くの場合、上手くいっています。

 ただ単に痛い所にハリを刺すだけ・灸をすえるだけ・電気を流すだけの治療では改善しませんが、徹底して原因を考え状態に見合った治療を実践している当院では手術回避、根本的な治癒の例も多くあります。

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本当に頚椎の手術が必要な場合は相当少ないと考えられる

 私、高木の考えですが、当ホームページ内で繰り返し記述しております通り、手のしびれ・腕の痛み・背中や首の痛みで、病院が頚椎症と診断するものの全てが、本当に頚椎の変形あるいは椎間板の突出(ヘルニア)を原因として発症しているとは思っておりません。しかし、現代医学では残念ながら、ほとんどを頚椎の変形あるいは椎間板の突出(ヘルニア)を原因として考えてしまっています。

 高木は、病院が頚椎症と診断する症例の多くが、実際は頚椎が主な原因では無い場合が圧倒的に多いと考えています。それは、実際に鍼灸治療により症状の消失・手術回避に多くの場合成功しているから、臨床経験上ごく当然にそう思う訳です。それともう一つ、頚椎症手術というものの成功率の低さが何よりそれを証明しています。

〜重要なこと・成功率とは〜
 ここで私こと鍼灸師の高木が記述している成功率とは、頚椎症手術により手腕背中の症状が完全に消失する事に成功する確率のことです。皆様が当然そうであろうとお考えの成功率というものです。

 ちなみに病院の語る成功率とは、頚椎症手術によりMRI画像で確認した神経を圧迫していると考える頚椎の変形を排除することに成功した確率であって、症状が消えたかどうかについては一切含まれていないもの。つまり手術後、症状に全く変化が無くても悪化しても、病院側から言わせれば、その手術は大成功なのです。頚椎の変形を排除することに成功したから成功なのです。これは多くの患者さんが手術後に気づかされる重大な相違点です。 なので、「手術の成功率は90%以上ですよ。」なんて言われても、それを鵜呑みにするのは非常に危険であると高木は考えております。


高木治療院での頚椎症治療

 高木治療院の治療で全ての頚椎症・頚椎ヘルニアが治る訳ではありません。頚椎ヘルニアと診断された方の多くに、頚椎云々が原因では無い手のしびれ・腕の痛み・背中や首の痛みが出ているのですが、そういった症状に対しては原因を根本から無くす治療が出来ます。頚椎症手術を受けて治らなかった場合でも効果が期待出来ます。

 病院にて頚椎症と診断された手のしびれ・腕の痛み・背中や首の痛みで、東洋医学的診察を加えてよく診れば、頚椎を原因として発症しているとは考えにくい場合が多くあり、主立った原因により治療内容は当然ながら違うものが必要になってきます。
 原因も治療手段も患者さん一人一人により細かく変えないと本当の治癒に近づけないので、「頚椎症には○○療法をします」などと画一的な治療手段を示す事が出来ません。なので、おおまかにですがパターン別に紹介してみます。


首のつけ根あたりの筋肉や腱・肩甲骨の内側または肩甲骨の裏側の筋肉や腱を傷めている場合

 最初は何の前触れもなく、または寝違えのような痛みをきっかけに日増しに痛みが増してくる。症状は数日間悪化し、激痛はピークを過ぎると時間経過と共に若干緩和されるも、ある程度強い痛みが継続してそのまま治らない、といったような経緯をたどる場合が多い。首や背中に刺激針やマッサージをすると悪化する場合が多いし、電気針(低周波通電療法)では根本的な改善を望めないので、痛めている部位に対する施術は極力少ない刺激量で大きく効果のある方法、しかも個々患者さんの体質に合ったものでなくてはなりません。


肩こりが原因の場合

 身体の調子が良いと腕の痛みまたは指のしびれは消え、肩がこってきたり、何となく疲れが溜まってきている状態の時は腕の痛みまたは指のしびれが出てくる。軽い頭痛や吐き気などを併う人もあり、病院での検査では脳などに異常が見当たらない。頚椎のMRI検査では、変形があると指摘された場合でもそうでなくとも、肩こりが原因である場合があります。また、肩がこっているという自覚症状が無い人でも、肩こりを原因とする腕の痛みや手のしびれが出ている場合があります。肩こりの真の原因を突き止め、治療すれば症状は出なくなります。


自律神経失調症が主要因である場合

 病院では、自律神経失調の一言で終わってしまいますが、東洋医学的に診ればその状態・体質は多種多彩です。例えば糖尿病などの病気も無く手先や足先にしびれがあり、さらにMRI検査にて若干の頚椎の変形がある場合、病院ごとに診断が大きく分かれ、原因はストレスと言う病院もあれば、手術しなさいと言う病院も出てきます。この場合、精神安定剤で症状が一時的に軽くなる方もいらっしゃいますが、根本的に体質を改善する治療が出来なければ回復は望めません。首や背中に刺激針やマッサージ、電気針(低周波通電療法)では無効あるいは悪化します。当院では主に刺さない鍼や灸での体質改善で効果を上げています。


 大まかに3種に分けてみましたが、この3種それぞれの中でも患者さんそれぞれ体質も症状も違うので、同じ治療法など当てはまらず、それそれの方に見合う治療を選択し、治療しております。


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高木治療院での頚椎症治療Q&A


Q ・・頚椎症と診断され、病院では神経ブロック注射を何度か受けています。これを続けていれば治るのでしょうか?

A ブロック注射というのは、ただの局所麻酔にすぎません。注射を受け、うまく痛みの場所に当たればその時痛みは軽くなるかもしれませんが、麻酔が切れればまた元の痛みに戻ります。根本的には何の改善にもなっていません。

Q ・・頚椎症の治療ということで、頚椎の牽引と電気治療を受けて2ヶ月になりますが、一向に治る気配がありません。このまま続けて治るのかと病院に聞いても、話をはぐらかされます。

A 頚椎の牽引と電気治療、どこの病院でもほとんどこれですね、しかも出来る限り毎日来させようとしますが、治療効果はほとんど無いようです。病院以外の他の治療を試されるのもいいかもしれません。

Q ・・頚椎ヘルニアで、首の牽引、低周波治療を続けていますが、いっこうに良くなりません。別の整形外科に行った方がいいのでしょうか?

A おそらくどこの整形外科に行っても同じことをされるだけでしょう。よく、「頚椎治療の名医がいる病院に行ったけど、結局は頚椎の牽引と電気治療か手術しかないと言われた。」という話を患者さんからよく耳にします。ただ、病院は2〜3件、別の所を受診される事をお勧めします。”セカンドオピニオン”を聴き、ご自身のお身体について正しい知識、情報を得るために、それぞれの病院側意見の共通点と相違点を確認して、現時点で手術は本当に必要なのかどうか、病院での治療の限界などを知る必要があると思います。


Q ・・(相談メールにて)はじめまして、中央区在住の○山と申します。2週間くらい前から右肩、右腕がズキズキ痛み出し、一週間前に○△整形外科に行ったところ、レントゲンを撮って「頚椎の骨と骨の間が狭くなっている、あとヘルニアがあるかもしれない」と言われました。今度MRIを紹介された別の大学病院で撮る予定です。牽引と電気治療を毎日受けているのですが、ほとんど効果が無いみたいで、このまま症状に変化が無ければ手術だろうと言われました。私の叔父がヘルニアの手術を受けて、症状が悪くなったという話も聞いていますので、手術以外の治療はないのかとパソコンで探して、高木先生のHPを見つけました。私のような状態でも治るでしょうか?お返事お待ちしております。
○山 ○雄(仮名) 46歳 男 身長170センチ 体重67キロ
福岡市中央区○○1−2−3

A (メール返信)はじめまして、○山さん、鍼灸師の高木です。まず症状の詳しい状況が判らない と、こちらとしても判断のしようがありません。2週間前から右の肩、腕がズキズキ痛み出したとの事ですが、痛みの出るようなきっかけはありませんでしたか?またその痛みは常にあるのでしょうか? 痛くない時、あるいは痛みが軽くなる時はありますでしょうか。頚椎のヘルニアを疑わせる症状として、他の症状、たとえば手のしびれなどはありませんか?その他お気づきの点、関係があるかもしれない事柄、今まで同じような症状が出た事はないかなど、なんでもお知らせ下さい。当院での治療が可能かどうか、大まかに判断出来ると思いますので、ご返信宜しくお願いいたします。

Q 高木先生。早速のご返答ありがとうございます。実は2週間前よりもっと前、首を寝違えたかどうかで痛くて、でも放っておけば自然に治るだろうと思っていたら、その痛みがだんだん肩や腕の方まで広がってきた感じです。寝違えはよく起こっていましたが、今回みたいに腕の方にくるのは初めてです。痛みは常にありますね、首や腕を動かすとビリッと電気が走るように強く痛みます。右を上にして横向きに寝ている時が一番ましな気がします。指が痺れたりはありません。
 あと3年前に自動車で追突事故に合いましたが、その時は何ともなかったと思うのですが、もしかしたらその後遺症なのかもしれないとも考えました。今日も○△整形で牽引とかしましたが、かえって痛みが増すようでした。一番痛い所は、右の肘より上の外側のスジみたいな所で、次に右肩の奥の方にあり
ます。こんな説明でよろしいでしょうか。お忙しいとは思いますが、ご返答おねがいします。

A こんばんわ、鍼灸師の高木です。結論から言いますと、治療による回復の見込みは十分あると思います。寝違えのような首の痛みから始まる、頚椎症のような痛みの場合は経験上、治療効果がとても出易いです。たとえ病院でヘルニアと診断されようとも、それはあまり重要ではありません。病院では頚椎ばかり観察するので、すぐヘルニアという診断を出します。実際に診せて頂かなければ断言は出来ませんが、経験上、首と背中・肩甲骨の内側の筋肉あたりに問題があると思われます。そこに刺す針治療などしても治りませんが、適切な処置が出来れば痛みは消失するでしょう。また何か判らない事などありましたら、お知らせ下さい。

・・・この後、大学病院でAさんはMRIで頚椎の5番・6番のヘルニアと診断されました。病院では手術を勧められましたが、当院の治療をしばらく続けてみて、効果が望めなければ手術しようという事に○山さんは決めました。当院の鍼灸治療を週に3回、一ヶ月続け、痛みは完全に消失しました。Aさんのように、頚椎ヘルニアと診断されても手術などせずに治る場合が経験上とても多いのは事実です。


Q ・・・高木治療院の頚椎症治療で、治らない場合というのはありますか?病院では、手術以外に治る方法がある訳ないと宣告されております・・ 

A 治らない場合も、もちろんあります。MRI画像での変形やヘルニアの度合いだけでは判断つきませんが、脊髄神経の損傷がある場合や、外傷による頚椎の骨折後の重度な変形による神経圧迫がある場合などでは、一概には言えませんが治療が難しい場合はあります。ただ、一見相当に治療は難しいだろうと思われた症状でも、鍼灸治療を行ってみた結果、ある程度の回復が見られるケースも多くあります。なので、病院の診察だけを鵜呑みにして絶望することなく、当院の治療を受けてみる価値はあると思います。

Q ・・頚椎症と診断され、病院では神経ブロック注射を何度か受けています。これを続けていれば治るのでしょうか?

A ブロック注射というのは、ただの局所麻酔にすぎません。注射を受け、うまく痛みの場所に当たればその時痛みは軽くなるかもしれませんが、麻酔が切れればまた元の痛みに戻ります。根本的には何の改善にもなっていません。また、頚椎症を根本的に改善させる薬など、本当にこの世に存在しません。


おまけ・頚椎症悪化あるある(頚椎症を悪化させる、よくあるケース)


インターネットで見つけた頚椎症に効く○○体操をして痛みが悪化した。
病院で教わった首の筋肉を鍛えるXX体操をして痛みが悪化した。
病院で牽引治療を受けてから痛みが悪化した。
痛いところをマッサージしてもらって痛みが悪化した。
電気治療器を使って痛みが悪化した。
ストレッチをして痛みが悪化した。
運動不足だからといって運動してみたら痛みが悪化した。
押すと痛気持ちいい所があったので、自分で揉んで痛みが悪化した。

などなど

鍼灸師の高木 このページの筆者
鍼灸師・高木 秀樹
明治国際医療大学(旧・明治鍼灸大学)卒・鍼灸学士
頚椎症治療の経験、完治例、豊富です。

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