頚椎症にて症状が強く、MRI検査でヘルニアで神経が圧迫されていることが明確であったり、脊柱管狭窄といって背骨の中の神経の通り道が狭くなって神経を圧迫しているのが明確な場合、手術をすることになるかもしれません。
そして、手術は無事成功し、再度MRI検査で確認をすると、見事に神経の圧迫は取り除かれ、手術は大成功、そして痛みやしびれにあまり変化が無い方、または手術後一時的に回復したがまた症状が悪化してしまった方、当院での治療をお勧めします。
頚椎症の症状の原因が、病院で診断された「頚椎ヘルニア」や「脊柱管狭窄」とは本当は無関係であった場合、手術を受けた後でも症状は治りません。まあ当たり前の話ですね。
手術を受けて頚椎症の症状が治らないと、多くの方が治療を諦めてしまう様です。「もう最後の手段がダメだった・・」と。
また、整体やマッサージで症状をごまかしながら、だましだましの生活を最期まで続けることを覚悟しているという方も・・。
「手術が頚椎症治療の最終手段」というのは私から言わせれば間違い。決してそうではないと思います。事実、手術で治らなかった頚椎症でも、手術後に悪化してしまった頚椎症でも、当院の治療で本当に治った方が多くいらっしゃいます。
なぜ手術で症状が改善しなかったか、それは本当は手術が失敗だった、あるいは、手術対象が原因ではなかった、のどちらかでしょう。
手術対象が原因ではなかった場合、つまり「手術により切除した骨・軟骨が神経を圧迫しているのが痛み痺れの原因という病院の診断が間違っていた場合」であれば、当院での治療により本当に治る可能性は非常に高いです。
ちなみに「病院の語る頚椎症手術の成功率」とは、頚椎症手術によりMRI画像で確認した神経を圧迫していると考える頚椎の変形を排除することに成功した確率であって、症状が消えたかどうかについては一切含まれていないもの。つまり手術後、症状に全く変化が無くても悪化しても、病院側から言わせれば、頚椎の変形を排除することに成功したからその手術は大成功なのです。この「病院の語る頚椎症手術の成功率」については、現在では90%以上と、かなり高いようです。でも、「患者さんの語る頚椎症手術の成功率」は相当に低いようです。
「病院の語る頚椎症手術の成功率」は、頚椎の変形が治ったかどうかについてのもの。
「患者さんの語る頚椎症手術の成功率」は、手術で症状が治ったかどうかについてのもの。
この違いを理解することが重要です。
たとえ、手術で治らなかった事に対して医師から「ヘルニアで神経に傷がついていたので、手術しても今の症状は一生治りません。」などと言われたとしても、絶対に諦めないで欲しいと思います。実際そう言われた方が当院の治療で治ったケースが多くあります。
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