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福岡市中央区薬院、鍼灸専門・高木治療院のホームページです。

〒810-0022 福岡市中央区薬院1-6-5
ホワイティ薬院302号

何年も前の事故の後遺症

思わぬ回復は別に奇跡って訳ではないかも


 当院に来院する患者さん方は、それぞれ実に様々な病気・苦痛をお持ちで、その回復を目指して頑張って治療に来られています。
 そして症状が回復するほどに喜ばれるのは当然なのですが、特に喜んで頂けている内容は、「手術を受けずに済んだ」「もう諦めていた長年の苦痛が本当に治った」の場合と思います。

 「もう諦めていた長年の苦痛」の中でも、このページでは、交通事故などの不慮の事故に遭われ、病院の治療では、ある程度以上の回復が見込まれず、検査をしても異常が見つからないので「もう一生付き合ってくしかない」と医者に見放された症状が、当院の治療で回復した症例を書いています。

*症例
Tさん42歳・女性

 7年前に自転車で走行中、自動車にはねられる。首、腰、右膝、左手首など複数箇所を痛める。現在、ケガは改善されたが、事故の後に体質が変わったのか、体力が半分以下に落ちたかのように疲れやすくなり、通常の生活自体がしんどい状態、疲れがたまってくると、全身暑いのか寒いのかよくわからない感じのだるさ・倦怠感が出てきて、寝ていてもつらいとの事。病院や整骨院で電気治療・けん引・湿布薬など数年治療を続けたが、代わらぬ症状に加え「もう一生付き合ってくしかない」「運動不足だから筋肉をつけるように」など口をそろえたお決まりのフレーズを信じ、筋力をつけるリハビリを続けるも回復の兆し無し、むしろリハビリの後に体調が悪化する。治療に対する気力も失せ、ここ1〜2年は特に何の治療も受けていなかった。

 こちらの患者さんの身体の状態を観察してみますと、まず事故により痛めたと思われる首の付け根や腰・背中に、古傷とも言えるような慢性の炎症のようなもの、筋肉の硬さを確認。特に後頭部に顕著、普段から熱がこもったような症状を引き起こしていると経験的に分かる独特の皮膚のむくみのような状態が把握出来ました。(「〜のようなもの」であるとか「経験的に分かる〜」という曖昧な表現ばかりで意味不明瞭な文章になってしまっておりますが、鍼灸師の高木なりに治療に必要な患者さんの状態が把握出来ていますということを専門用語をなるべく控えて書きたかった、と捉えて下さい。)

 この患者さんの場合の首〜腰の筋肉の硬さは、マッサージや電気治療や、ただそこに鍼を刺すだけ、お灸をするだけでは治らないパターンの痛め方で、何年も真面目に行った病院通いは残念ながら徒労と言わざるを得ませんでした。

 当院での治療を重ねていくごとに、首〜腰の筋肉の硬さは減少してゆき、疲れにくく、立って家事を続けることが出来る時間がだんだん長くなってきて、よく眠れるようになり、暑いのか寒いのかよくわからない感じは治療7回目にはほとんど消失していました。

 Tさんは「体力が落ちた」とご自身ではお考えであったのですが、実は背中全体が硬くなってしまっていて、呼吸が慢性的に浅く、代謝が悪くなり、疲れが溜まる一方の体質になってしまっていたのでした。

 週に1回の治療ペースでおよそ4ヶ月、8割方回復したという実感が持て、ほぼ健康的な生活が出来るようになったので、あとは治療を加えずとも回復すると判断、治療を終了しました。

 上記Tさんと同じような受傷の経緯を持った患者さんの治療症例は、今まで数十例あり、再発することはほとんど無く皆さん元気に社会復帰されています。
 事故の後遺症と言っても色々な痛め方がありますので、何でも治せる訳ではありませんが、医者に見離された症状でも、鍼灸師なら治せるという場合は多々あります。もちろん鍼灸の治療の方法にも色々ありますので、当院の治療が合えば、また、あなたの症状と相性の良い鍼灸師に出会えことが出来ると良いですね。


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